短距離ドライバーのデメリット

仕事が早上がりになってしまうリスクが大きい


短距離ドライバーには明確な定義はありませんが、特定の地域に限って配送業務を行うドライバーを指すのが普通です。集配所や物流センターを往復したり、個別の配送を行うのが主な仕事ですが、扱う荷物の数が少ないとその日の仕事が早上がりになってしまうことがあります。配送の仕事は雇用形態で給料の金額が異なりますが、非正規の短距離ドライバーは時給、あるいは扱う荷物の個数で変動する歩合を採用しています。どちらの場合でも扱う荷物の数が勤務時間を大きく左右するため、給料が安定しません。配送する荷物の数は決まっておらず、台風などの悪天候で届かないこともあります。そのため、その日によって仕事量が大きく変わってしまうのです。

車両を乗り降りする回数が多いので腰を傷めやすい


短距離ドライバーは仕事の性質上、車両を頻繁に乗り降りします。長距離ドライバーは運転に従事する時間が長いのでそのようなことはありませんが、短距離の仕事は複数の集配所や個別の配達先で車両を乗り降りする必要があるのです。短距離運送に使うトラックは決して大きくはありませんが、それでも乗り降りの動作は腰に大きな負担をかけます。一日に何十回も乗り降りを繰り返すので、人によっては数日で腰を傷めてしまう可能性も否定できません。また、普通乗用車とほぼ同じ車高である軽トラックはシートの背もたれがほぼ垂直なので、着席していると常に腰が背もたれに圧迫される形になります。これも腰を傷める原因になるので、結果的に短距離ドライバーは腰を傷めやすい仕事と言えるのです。